前玉外しマクロ前玉外しマクロについて・前玉外しマクロとは ズームレンズの前玉を外す→撮影倍率が非常に大きいレンズとなるレンズのことを言います。 ズームレンズとは、いくつかのレンズ群同士の位置関係を変えることで、レンズ全体の焦点距離を変えることが出来ます。 ズームレンズには様々なズームレンズの方式がありますが、その中でも一番前側(マウントと逆側)のレンズ群(前玉と呼ばれることが多い)が凹レンズ群となっている場合、この前玉を取り外すことで、非常に大きな拡大率が得られやすいのです。 更に細かく言うと、 凹レンズ群が一番前にあるズームレンズは、凹レンズである前玉が作る虚像をそれ以降のレンズ群でCCDに結像させると言う構造です。 なので、その前玉を外したときは、本来は前玉の虚像が作られる場所に被写体を置くと、CCDに結像できるというわけです。 で、この「それ以降のレンズ群」の持っている倍率が、かなりの倍率を持っていることが多いのです。 ・取り外し作業 今回の改造に使ったレンズはこれ AF-S DX zoom nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II D40レンズキットについてたやつです。 レンズ前から見るとこんな感じ まず、「Nikon AF-S DX NIKKOR ED 18-55mm 1:3.5-5.6GII」と書いてあるところ、これはシールになってますが、こいつを外します。 爪楊枝みたいな細長い先のとがったやつで突付けば簡単にはがれます。 剥がすと、こんな感じ シールを取ると、2つ穴が開いてるのが見えます。 前玉部とレンズ本体側にはネジが切ってあって、前玉部はそのネジで固定されています。 なので、この穴に細めのドライバーとかを突っ込んで、まわします。 まわしていくと、簡単に外れて レンズ本体側 前玉と周辺部品 2枚のワッシャーは前玉部とレンズ本体側の間に挟まっていました。 最後に見た目が寂しいので、最初に剥がしたシールとフィルターを装着して出来上がり 実写編へ続く・・・ |